「援農ボランティアグループ 紀ノ川農縁隊」とは
紀ノ川農協の専門部会のひとつである「交流委員会」が取り組んでいる交流活動の一環で、主に農作業の支援を行うボランティアグループです。
2017年8月から開始した「耕作放棄地再生プロジェクト」から派生し、紀ノ川農縁隊プレ企画を経て2018年12月に本始動しました。
現在は26家族・40名が登録しています(2020年6月現在)
紀ノ川農縁隊は、私たちと一緒に農作業や生産者との交流に興味がある方の登録を募集しています。
援農ボランティア活動の目的
1.耕作放棄地の再生
主な作業:草刈り・整地など
長年耕作放棄されて荒れた農地を耕作地として再生し、新規就農者へ引き継げるよう維持します。
2.繁忙期の農作業支援
主な農作業:定植・摘蕾・収穫など
栽培品目によって繁忙期は様々ですが、いずれの作業も人手を要し、集中して行わなければならない農作業です。緊急性が高いため、突然の依頼にも対応する必要があります。
3.集落の協同作業の維持
主な農作業:用水路やため池の掃除など
田畑を維持し農業を続けるためには集落での共同作業も重要な要素です。
人手も時間も体力も要するため、集落の高齢化が進んだ地域では用水路やため池の掃除が困難な状態となっています。
4.農副連携と地域農業
援農ボランティアの活動を通じて、障がい者雇用と固有の力、多様性のある社会的ニーズをマッチングさせるビジネスモデルを学びます。
援農ボランティア活動の主な内容
耕作放棄地の草刈り
作り手がいなくなった荒れ地を再生する作業です。雑草も伸び放題になっているので草刈機が必要です。草刈りのほか樹木の伐採、整地も行うためかなり体力を要します。
非常にやりがいのある作業です。
圃場の草刈り
圃場(=畑)の草刈り作業です。
栽培中の農産物を傷つけないよう気をつけながら周囲の草刈りをします。
圃場の広さや雑草の伸び具合にもよりますが、草刈り作業は大体1年に3回ほど行います。
柿の摘蕾
4月の終わり~5月の上旬ごろ、柿の花のつぼみを摘んで実のなる花芽の調整をします。朝から夕方までひたすら蕾を摘み取る作業のため人手を要します。
玉ねぎの収穫
5月の終わり~6月中旬ごろにかけて行う農作業です。収穫期真っ只中であるため人手を要します。
紀ノ川農縁隊・援農ボランティア活動のあゆみ
2017年 | 8月 | 耕作放棄地再生プロジェクト① 元ミカン畑を開墾し、レモン畑へと再生する取り組み 場所:紀の川市 麻生津地区 主な農作業:草刈り・整地 |
11月 | 耕作放棄地再生プロジェクト② 主な農作業:畑の整地 | |
2018年 | 3月 | 耕作放棄地再生プロジェクト③ 主な農作業:レモン苗定植準備 |
3月 | 耕作放棄地再生プロジェクト④ 主な農作業:レモン苗の定植 | |
6月 | 紀ノ川農縁隊プレ企画① 場所:紀の川市北長田 主な農作業:たまねぎの収穫 | |
8月 | 紀ノ川農縁隊プレ企画② 夏休み・親子で古座川自然体験企画 | |
11月 | 紀ノ川農縁隊プレ企画③ 場所:東牟婁郡古座川町「古座川ゆず平井の里」 主な農作業:ゆずの収穫 | |
12月 | 紀ノ川農縁隊ボランティア活動① 場所:紀の川市麻生津地区 主な農作業:レモン畑の草刈り・追肥など | |
2019年 | 4月 | 紀ノ川農縁隊ボランティア活動② 場所:紀の川市麻生津地区 主な農作業:レモン苗の補植・別の耕作放棄地の開墾作業 |
6月 | 紀ノ川農縁隊ボランティア活動③ 場所:紀の川市打田地区など 主な農作業:たまねぎの収穫 | |
11月 | 紀ノ川農縁隊ボランティア活動④ 場所:紀の川市麻生津地区 主な農作業:レモン畑の草刈り | |
2020年 | 3月 | 紀ノ川農縁隊ボランティア活動⑤ 場所:紀の川市麻生津地区 主な農作業:レモン畑の補植 |
12月 | 紀ノ川農縁隊ボランティア活動⑥ 場所:紀の川市北長田地区 主な農作業:たまねぎの定植 | |
2022年 | 12月 | 紀ノ川農縁隊 再始動 耕作放棄地再生プロジェクト① 場所:紀の川市 麻生津地区 主な農作業:レモン畑の草刈り |
2023年 | 5月 | 耕作放棄地再生プロジェクト② 主な農作業:レモン畑の草刈り・パイプハウスの修繕 |
2023年現在、おかげさまでコロナウイルスも落ち着き、昨年12月に無事、リスタートを切ることができました!