耕作放棄地再生リポート

2018年12月2日

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8月から始まった、元ミカン畑をレモン畑へと再生する取り組みの続きです。 今年3月にレモン苗木の定植を行い、半年が経過しました。
この間にも参加者を募って草刈りや追肥などの作業を行う予定でしたが、雨や台風など天候に恵まれず延期が続いてしまい…。
ご覧の通り、雑草が伸び放題に伸びてしまいました。
というわけで、今回は畑の草刈りと追肥、現在畑を囲っているイノシシ柵の位置を少しずらすなどの作業を行います。

2.

作業その① 草刈りと追肥

この半年間で生えた雑草のせいで、レモンがどこに植わっているのか分かりません。
草刈機で一気に刈ってしまうとうっかり苗木まで刈ってしまいかねないので、作業は草刈り機班と手作業班に分かれて草刈りを行います。

3.

草刈りの前に、草刈機の使い方を習います。
平坦な地面に置いた草刈機のスターターを勢いよく引いてエンジンを始動させます。
慣れないうちは二人がかりで行い、一人が草刈機を押さえてもう一人がエンジンを掛けるようにします。
慣れたら一人でもできますが、近くに人がいないことを確認してから行いましょう。

4.

エンジンが掛かったら、ベルトを肩に掛け刃先を下に向けてゆっくり持ち上げます。
途中でエンジンが切れてしまったら、もう一度地面において掛け直しましょう。
肩掛け状態のままエンジンを掛け直すのは、慣れていない人がやると危険です。
(慣れていても危険です)

5.

草刈り班の準備が整ったら、いざ出陣!
レモン畑の中央から奥に向かって草刈りを進めます。
今回の雑草は少々手強いですぞ、ご用心!

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一歩足を踏み入れた途端、「センダングサ」が草刈を阻むかのごとくチクチクと襲い掛かってきます。

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「センダングサ」はいわゆる「くっつき虫・ひっつき虫」と呼ばれる植物の種子で、細長い種の先端に「のぎ」と呼ばれる鍵爪のようなトゲが4~5本生えています。 細長い形状なので繊維にひっかかりやすく、服の上からでもトゲトゲチクチクと容赦なく肌を刺してくる厄介なヤツです。
右側の楕円形の方は「オナモミ」です。「くっつき虫」といえば大体この2つを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

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コレが畑のそこらじゅうにびっしり生えているので、畑に入っただけでご覧の通り…。

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それはさておき、こちらは手作業班。
苗木の周辺に生えている雑草を手作業で刈り取ります。
苗木のすぐ周辺は防草シートが被せてあるので大丈夫なんですが、その周りから生えている雑草が苗木を覆い隠してしまっています。

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柵の内側と外側に沿って生えている雑草も手作業で刈り取ります。
(機械だと柵まで切ってしまう恐れがあるため)
屈んで草むらに顔を突っ込む体制で作業をしないといけないので、帽子やタオル、ゴーグル等でしっかり防備します。

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草刈りが終わり、すっきりサッパリした畑。雑草に覆われて窮屈そうにしていたレモン苗も、ようやく解放されて安堵しているようです。

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「あー、つかれた」
次の作業に取り掛かる前に、ひと休み、ひと休み。

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休憩が終わったら、次はイノシシ柵を少し移動します。 柵が畑の外側にはみ出てしまっているので、少し内側に入れて設置し直します。

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イノシシ柵の設置をしている間、残りの人たちでレモンに追肥をします。
ところどころ防草シートがめくれてしまっている所があるので、新しい防草シートを敷いてピンを打ち直します。

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冬の厳しい寒さ、夏の大雨、秋の台風と、2018年は麻生津のレモンたちにとって過酷な一年となってしまいましたが、それでもきちんと根を張って育ってくれていることに嬉しく思います。来年も引き続き、みんなでレモンたちの生長を見守っていきたいと思います。

2019年4月21日(日)につづく